「あけましておめでとー♪」 今日は一月三日。まだお正月〜。先生が午後から帰って来ると言うから、それにあわせて訪ねてきたというわけだ。 「はい、おめでとう。早かったわね。」 玄関が開いて目に飛び込んできたのは…。 「先生…綺麗…どうしたの?」 着物姿の先生。本当に綺麗。 促されるままに奥へと進む。あ、先生裸足だ。 「今ちょうど帰ってきたところなのよ。着替えるからちょっと待ってて。」 帯の上から締められてる紐に手を掛けながら寝室へと消えていく先生。ようやく会えたのに離れたくなくて、追いかけた。 「ちょっと、ついてきてどうすんのよ。着替えるんだからさ。」 帯の上の柔らかそうな布をほどきながら笑みを浮かべる。どうやらここにいても良い雰囲気。 「いいでしょ。ここにいるぐらい。あー一人で大変でしょ?手伝うよ。」 ほどいた柔らかい薄布を受けとり、たたむ。 「もぅ…ダメって言っても聞かないんでしょ。」 帯の解体を進める。手は休みなく動く。バラバラになっていく帯。そんなにいろいろついてるもんなんだ…。 そういえば、なんでこの格好のまま帰ってきたんだろ?車運転するの大変だっただろうに…。 「なんで着替えて帰ってこなかったの?」
ぽっ
え? 帯をほどく手が止まる。 …先生…なんか赤くない? 「…かったから。」 「?」 「早く帰ってきたかったのよっっ!」 バサッと帯が落ちた。 うわぁ…先生真っ赤。 あまりに可愛くて、後ろからぎゅっと抱き締めた。 「ねぇ…なんで早く帰ってきたかったのー?」 耳元に息を吹きかけながら問う。 「耳元でしゃべらないでよ…。」 耳を押さえて逃げようとする先生。 紐に手を掛けるとバサッと着物の裾が床につく。 「言ってよ…なんで?ねぇ…ご主人様ぁ…。」
キーワード=ご主人様
「ペットがおいたしてないかと思って帰ってきたのよ?」 僕の手を振りほどき、覗き込むように軽く睨みつけてくる。 「確かめて…みたら?」 ニッコリと微笑む。 シャツを脱ぎ捨て、上半身裸になる。 「ほら、確かめてごらんよ?」 挑発的に見下ろし、睨み返す。 ドンッ 「うわっ!」 両手で思いっきりベッドに突き飛ばされる。 バサバサと着物を脱ぎ捨てて綺麗な曲線を露わにする。 「ダメじゃん先生…しわになるよ?」 身体を起こし、着物を専用のハンガー(?)にかける。 ぽふっとベッドの端に座る先生。ほんと可愛いなぁ…。 その表情から、ご主人様モードが抜けてる事が伺える。 「あーやーこっvv」 ボッ(燃焼系?) 「あやこって呼ぶなぁっっ!」 あー真っ赤になって怒っちゃったよ。可愛いなぁ…。ほんと。 「ほらぁ・・・ひ・め・は・じ・めvv」 硬直⇒燃焼。 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ。」
こうして2004年は穏やかに(?)始まるのでした。 ちゃんちゃん 「穏やかじゃないわよぉぉぉぉぉぉっっ!!」 何も聞こえなーい。気のせい気のせい。
***あとがき*** はい。というわけで、ひめはじめ(爆)です。 なんとか3日に上げたいなぁと思ってたのですが・・・あぁ、今4日の午前1時半過ぎですか。そうですか。 とりあえず、今回は全年齢対応といいますか、表におけるものということで、ライトにね。まさに朝ちゅんレベル!! とにもかくにも、今年もよろしくお願いいたします。ペコリ。
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