部屋とウサギとぬいぐるみ

 

 

囚われた私は

逃げる事を知らず

唯・・・

見つめることしか知らなくて

潤んだ瞳で

熱に侵されたように

見上げるだけ

薄く開いた唇は

待つことしか知らなくて

待つことしか許されてなくて

 

抗う事を忘れて

唯・・・

しがみつくことしか知らなくて

潤った唇は

媚びを売るように

待つことなど忘れて

艶めいた唇は

待つことなど知らなくて

求めることしか知らなくて

 

心ごと戒めを解かれ

揺さぶられ掻き乱される

走りゆくのは

痛みと甘い旋律

霧のかかった思考に

わかる事など何も無い

唯わかるとすれば

与えられるものだけ

 

滑り落ちるぬくもりに

安心感を覚える

次の瞬間には

一過性のものだと知る

与えられるものに

震えるカラダ

自分が飛んでしまいそうで

背に爪を立てる

 

次第に満たされてゆく感覚

失ったものを

失った以上に得るような

失ったものを

失った以上に得るような

 

堕ちていく思考

堕ちていく感覚

堕ちていく意識

堕ちていく・・・

堕ちていく私

 

どこまで・・・堕ちていくの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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